後、驚くべき贈り物がありました。
家の大掃除と点検を、母の生前から年末にお願いしている業者の方にこの時期に変更してもらい、昨年は精神疾患のある身内がこの方を受け入れなつくという出来事があり、エッセンスの凄い効果を感じていました。今年は身内が積極的に話しかけお礼までも言い、邪魔せずつつがなくお仕事して貰え家も綺麗になったし、この夏至はこれでいい、と夜台所の後流し台の片付けをしていた時でした。

、、えっ？！

なんと、、お願いしていない流し台の「排水溝のかご」が新品のようにピカピカに、、！我が家は母も祖母も一日の終わりに流し台を掃除する習慣があり、私も踏襲していたものの排水溝だけは毎日掃除してもすぐに汚れ、手こずっていました。いろんな洗剤を試したけれどくすみのようなしみがステンレスに残り、いっそのこと取り替えようと生協で取り寄せましたが、母が一生懸命掃除していた姿が浮かび決行できていなかったのです。
もしや新品に取り替えてくれたの？！と仰天しましたが、よく見るとやはり家のものでした。後日御礼を伝えると、いつも頼んで下さるからついでです、また困ったら言って、と言われ本当に有り難いことだ、と感動しました。
忙しさに追いつめられ「何か変えないといけない」「新しくしなきゃ」「古いものを捨てなきゃ」という衝動に加え、「私はずっとこのままなのか」と絶望感がよぎることも。しかし、このピカピカになったかごは驚きと感動だけでなく何かの示唆に思え、無理に変えることなくこのままでいい、汚れても元通りになる、プロの手も借りよう、と新鮮な気持ちに切り替わりました。あれから二月近く、毎日お掃除してなんとか維持できています。思いがけない素晴らしいギフト、業者さんの思いやりとこのエッセンスに心から感謝し、行き詰まったらあの感動を思い出します。

情報が入ってきました。常々もう少し通いたいと思いながら、時間と日程、場所の都合がどうしても合いませんでした。しかし、今回は短期限定で、場所は遠いけれど自分が生まれ育った縁の強い土地勘のある場所だったのです。
これなら通えるかもしれない、と即申し込み。結果として素晴らしい体験になりました。
レッスンは以前習った大好きなナンバーで、もう少し習いたいと思っていたもの、そしてお稽古は夜からのため少々遠いお稽古場に赴く道すがら、幼い頃の思い出がある色々な場所に立ち寄って過ごすという、感慨深い時間が過ごせました。
さらに、予期しなかったのは僅かながら尊敬する先生方のお手伝いをさせていただくことができ、喜んでいただけたことは自分にとって大変大きな収穫と経験でした。

そして夏至当日は、コロナ禍でなかなかお願いできなかった家のメンテナンスの業者の方に来ていただく日でした。私が支援している同居の身内は、劣等感が刺激されるのかしっかりした男性を毛嫌いする傾向があり、このご担当の方も例にもれず「アイツを家に入れるな」「ぶっ殺すぞ」など暴言暴力をふるいかねない勢いでした。しかし当日、如何にも初心者とわかる助手の方が同行され勝手がわからず困っておられる様子や、その方に手を貸す業者の方の優しさ、さらに身内を無視して掃除に加わる私に勢いをそがれたのか、次第に大人しくなりトイレなど暗い場所の電球を換えてとねだってきました。それにも快く応じてくださり、最後にお会計をしたらいつもよりうんと安い、、！間違いでは？と聞くと、ご自身で掃除されてたからさほどの汚れではなかったですよ、思い出して頼んでくださりありがとうございます、と逆に御礼を言われ嬉しくも驚いた一日でした。身内が精神疾患があり引きこもりの事情もはじめて打ち明けることができ、肩の荷もおりました。「あの人いいひとだからまた来てもらって」と身内の評価もころりと変わり、一安心しながら、今回も素晴らしい夏至になった、豊かな夏への序章だなあ、、とこのエッセンスに心から感謝しました。
来年もまたぜひ初夏に摂ります！

たところ、徐々に活力が湧いてきました。
迎えた夏至。これを飲んだ瞬間、この日の地球にあわせてか、自分自身のエネルギーが切り替わったのがはっきりわかりました。
この前にブッシュ「マダガスカル」を摂っている時、産土神社に行こうと決めていました。夏至の早朝に祭祀があるのですが、感染防止で参列中止となりお参りだけでも、と思ったのです。
結局用事がずれこみ、着いたのは夕方近く。お守りを選んでいると、先に参拝された方が祭祀の様子を宮司さんに伺っておられ、その会話の中で夏至にだけ特別に頂けるお札があると初めて知り、もしかして、この時間に来ることになったのはこのため？お聞きすると、まだあるとのことでわけて頂き、家の「ゴールデンピラミッド」の横に置いたら、ますますパワフルな空間に、守護が強化された感じです。
また6月は「梅仕事」に没頭し大好きな初夏を過ごす習慣でしたが、一番喜んでくれた母がいなくなり、梅を仕入れるご贔屓の八百屋さんも閉業。意気消沈し止めていました。それが突如、庭の枝垂れ梅が大豊作に。本来小振りな実が、南高梅と見紛う立派さで急遽梅干、ジュース、各種梅酒、コンポート作りに。
沢山の実を追熟するとうっとりする佳い香りで、毎年夏至の頃はこの作業で１年のピークを迎え心が躍るようだったことをやっと思い出し、自分を取り戻すかのように没入しました。
なぜこんなに沢山、立派な実をつけてくれたのか、春はそんな兆候なかったのに不思議だね、と庭師さんと話しましたが、亡き母がこの樹をとても大切にしていたのです。
そして、悩んでいた睡眠は身内と起床時間が逆転し、私の方が早起きに！体が季節に合わせて上手く変化し始めた、という感じで無理なく起きられ自分のペースで動けます！
この5～6年は怒濤のような毎日で最愛の母との別れという体験が最重要なピークとなってしまいましたが、一方で私の人生の夏はまだまだ続くのだな、と力強く感じました。この人生の経験を心身に染み込ませ、また立ち上がって新しい扉を開く原動力になってくれました。また、夏至に合わせて来年も使いたい頼もしいエッセンスです。