店長の体験レポート
他人との衝突を避けたいあまり、昔から自分が悪くなくてもすぐ謝る癖があります。（最近はさすがに昔ほどひどくはないのですが）
たとえ相手のミスや勘違いで責められても、とにかくこちらが謝れば場が収まるのですぐ謝罪していました。だから人から軽視され、ときにはいじめの対象になることが多かったように思います。

このエッセンスを摂るようになって数日後、興奮しやすく一方的にしゃべりまくる知人が、勘違いで私に否定的な言葉を次々と投げかけてきました。いつもなら相手の勢いに飲まれて、とにかくすぐに謝ってしまうのですが、このときは違いました。珍しくこんな言葉が心の中から聞こえてきて、自分でも驚きました。
「誰が謝るもんですか」
ヘタにすぐ謝るから相手も増長する、だから軽視される、そう仕向けているのは自分自身であるということをありありと意識できました。
自分にミスがないなら謝る必要なんてない、と毅然とした態度をとることができました。

そして誤解であることを淡々と説明しましたが、ここで以前の私だったら変に気を回して「誤解されるようなことをした私も悪かった」などとフォローしていました。なんのことはない、相手に「私も悪かった」と言わせたいだけなんです。
今回も思わずフォローしそうになったのですが、「相手をよく見て言いなさい」とまた心の声がしました。
そうです、よくできた仏のような人なら私のゲスい期待（笑）を裏切らないで「私も悪かったのよ」と言ってくれるかもしれませんが、今回の相手はそうではないことは長年の付き合いで明白でした。
いい意味で”人を見て”反応しようと気づきました。

誰しも仏様じゃない、ましてや悪人なんかでもない。どのようなふるまいをしてくるかは自分次第。相手の態度は自分の言動の集大成のなせる業。それは昔から頭では分かっていましたが、腹の底から実感できたのはウェイゲラのおかげでした。

【追記】その後このエッセンスを摂り続けていると、忘れかけていた大きな出来事とネガティブな感情が蘇ってきました。
30年以上も昔、お店の奥さんをしていた私は、あることで濡れ衣を着せられ、20人以上もの若い従業員たちの前で土下座して謝れと当時の夫に言われたことがあります。
元夫は濡れ衣だと分かっていながら犯人の従業員をかばい、「とにかくお前が土下座しろ。そうすれば全てが丸く収まるんだよ」と。
結局それだけは拒絶しましたが、あまりに悔しい屈辱的な出来事でした。犯人から謝罪はないし、私の濡れ衣が晴れることはなく、大勢の従業員に誤解されたままで終わりました。

結婚当初から随分モラハラ、パワハラ、時にDVも受けてきましたが、別居・離婚を経て30数年の歳月を過ごすうちに、今では元夫に対する憎しみはほとんど手放し、尊敬と感謝の気持ちすら持てるおだやかな日々を過ごすようになっておりましたので、この出来事に関わる悔しい思いがまだ残っていたのかと驚きました。

しかし思い出した時、こんな発見がありました。
よく考えたら私は、まるで息をするように悪くもないのに人にすぐ謝っていたのです。しかもそれが当たり前になっていて自覚すらしておりませんでした。
そんな私が悪くもないのに謝罪を強要されるのは当たり前、自業自得じゃないかと。
何一人で悲劇の主人公を気取っていたんだろうと。
天は元夫を通じてそれを教えてくれただけ。気づけばなーんだ、そんなことかと。

この瞬間、あっさり恨みつらみ、屈辱の感情を手放せたのです。
むしろなんで今まで気づかなかったんだろうと苦笑したくらいです。このまま溜まりに溜まった重たい感情を抱えてあの世に逝かずにすんで良かったです♪
どんなに重たいネガティブな感情も、納得いけば簡単に手放せるんですね。手放せたあとは本当に心が軽くて気分爽快です！ウェイゲラに感謝！