れる言葉がありました。それは、私よりも彼が長生きするかも、という一言です。
理由は、身内は社会に出て働くストレスがなく定期的な通院で検査してもらっている、それに比べて私は常に彼の世話と生計を立てるのに追われ責任もストレスも大きい、さらに、身内と同じような病気で長生きしている人を何人か知っている、と言われたのです。
数日後、叔母の家に行くと元気がない、と心配されました。身内は幼少期からどのお医者様にかかっても、長生きできないだろうと言われ、亡き両親は最期まで面倒をみようと大変な覚悟で尽力してきました。それが父、そして健康体そのものの母が思いがけず急死し親族も大打撃を受け、中でもこの叔母は毎年入退院を繰り返しています。
叔母は静かに話を聞いてくれ、一言。「詳しく聞いてみてくれる？その方に、それから私にも教えて」自分は健康に自信が持てずいつまで私を支えられるか不安だ、それに本当に身内と同じ症状の人なのか、病名と病歴、飲む薬の種類や量など全く一緒かどうか、自分も聞いておきたい、と真剣な表情で背中を押してくれたのです。
対立しないよう、こちらのボトルを摂りながらお相手に質問を送ったところ、急がなくてもいい、わかる範囲で構わないと伝えたのにもかかわらず、わざわざ先方のご家族に確認されたと即返信がきました。内容は、長生きされた方は身内とは同じようで非なる病状で、薬の内容はわからないとのこと。叔母に伝えると、貴方が両親の思いを背負い、こんなに頑張ってるのに、悪気はなくてもそんなこと言われるとショックよね、と寄り添ってくれたのです。お相手は私の質問に慌てて返事を返してくれた気配もあり、恐らく面食らったのでしょう。それ以来、同様の発言はぴたりとなくなりました。
大変お世話になっている方ではありますが、これからも良好な関係を保っていくために、これを機にお付き合いの仕方を変えていかなければ、と決めました。
このボトルと大切な叔母、そしてayako先生と貴店に心から感謝申し上げます。いつもありがとうございます。