難易度の高い親知らずにも役立ちました「リ・ウォータージェルウィン」
還暦近くの年齢でありながら、一度も親知らずを抜かなくて今日まで来ましたが、半年前に右下の親知らずを抜くことになりました。
普通、年をとればとるほど骨の癒着が強くなるので抜くなら40歳くらいまでなんだそうですね。
でも、私はこのまま放置していたら手前の奥歯が虫歯になるので抜かないとダメと地元の歯医者に言われ、紹介状を持って歯科大を受診。
でもなんかそこの先生が「何しに来たの?本当に抜きたいの?」みたいな態度で「アレ?」って思いました。
どうもあまり積極的ではなく、「神経がすぐそばを走っているので痺れが一生残るかも…」とこちらから断りたくなるように仕向けてくるんです。
それを地元の歯医者に伝えると「いやいや、でも抜かないとだめだよ」ってことで大学病院は当てにならないからと、ベテランの別の開業医を紹介してくれました。
この開業医の先生は先程の大学病院でけんもほろろの冷たい(?)態度を取った先生の師匠に当たるそうです。年間数百本、累計1万本は抜いたというベテラン中のベテラン先生です。(あとで自分の弟子の所業を謝ってくれました)
そこで結局右下の親知らずを抜いたのですが、いやー、術後が大変でした。もちろん抜くほうも大変だったみたいですよ。ただでさえ下あごは上あごよりも硬くて難易度が上がるし、相当深いところに横倒しに埋没しており、神経も近くを走っているしで。
抜いた直後から痛み、腫れがでましたが、頬がパンッパンに腫れて痛みと共に2週間くらい続きました。最初の1週間は口がうまく開かなくておかゆやウィダーインゼリーみたいなものばかり飲み込んでいたし、職場では柔らかい麺類を食べてましたが口が痺れていたのでダラダラこぼしたりして恥ずかしかったですし。
その後腫れは治まったのに、いつまでたっても歯茎が痛くて結局違和感が無くなるのに3か月かかりました。
(実は「そんなに治りが遅いなんてその歯医者さん、大丈夫?」と知り合いの方が心配し、セカンドオピニオンを勧められたのでしぶしぶ行ってみたら、逆にベテラン先生の技術がすごいと分かりました。「僕が言うのもなんですが、安心してもう1本もその先生に抜いてもらってください!」と太鼓判を押されたほどです。)
そして今回、またあの悪夢よもう一度で、今度は左下の親知らずの抜歯となった次第です。
例のベテラン先生が色々おっしゃいます。
「僕も気合を入れてやるからね」
(気合を入れてかからないと難しいのね)
「君も覚悟してね」
(覚悟したからこうして来れたんですよっ)
「半年前のこと、思い出した?」
(やめてよ悪夢がよみがえるから)
助手の女性には「フルセット用意!深いよ!」と気合のこもった大きな掛け声。
(フルセットってなによ、大規模工事の掘削みたい…)
⇒その後脳震盪起こしそうなほどガンガンやられました。
抜いてる最中も先生は助手に向かって
「ね?いつもとやり方違うでしょう?この人は通常の抜き方では絶対抜けないの」と。
(そんなに難易度高いんかい、私…)
とはいえ、さすがベテラン先生、無事に終わらせてくれました。
最後に「万一唇の痺れがとれなかったら、それ専門の大学教授を紹介するからね」
(いやいや、勘弁してくださいよ、先生のこと信じてますって)
途中こんなエピソードがありました。
掘削&砕石工事(親知らずを4つに割って掘り出してたので)の真っ最中、どうやら次の患者の小さい男の子が隣の椅子に呼ばれて座ったようです。
先生が手を止めて少しキビキビっとした口調で男の子に注意します。
「僕、しばらくおとなしくしててくれないかな、椅子を揺らさないで。」
(えー?大声出してるわけじゃないし、椅子を動かす音も聞こえないし、注意するほどのこと?)
またさらに強い口調で
「椅子の上に立ち上がらないで!おとなしく待ってて!」
(ごめんねボク。私の掘削工事が長引いてて。退屈だよねー、うんうん。先生ちょっと神経質なのかな?)
そして3度目。先生はさらに厳しい口調で
「そんなに椅子を揺らさない!!先生の手元が狂っちゃうじゃあないかっ!!!」
(今すぐ降りろぉ~~!!щ(゚Д゚щ) このク〇ガキィ~~!!)
その後施術は無事終わりましたとサ。
・・・ということで本題に入ります。(ここまでが前置きだったのよ、ホホホ。)
前回は痛み止めや抗生物質を飲むだけでなんの対策もしなかったので、今回はジェルウィンとディオディアカードにお世話になろうと用意。
その日の夜から腫れと痛みが生じた左頬にジェルウィンをヌリヌリ。ひんやりして気持ちいいです♪
お肌がしっとりもっちもち♪
ディオディアカードがそこにピタっと貼り付きます。
で、カードをほっぺたに貼り付けたまま就寝。
前回は痛みのあまり熟睡できなかったのが、今回はほぼぐっすり寝られました。
カードはさすがに翌朝起きた時は剥がれていましたが、おお、なんだか痛みや腫れが前回より格段に少なくない?
そして前回はいつまでたっても抜いた側の右頬で食べ物が噛めなかったんだけど、今回は翌日から柔らかいものも平気で噛めるんです!
しかも何日経っても前回のようにひどく腫れあがってこない!
ここで比較写真を掲載します。左側の写真が半年前。右下の親知らずを抜いて4日目に撮影。右側が今回抜歯して数日後。
前回のは見事にパンパンに腫れてますねー。RIZAPのコマーシャルのBGMが響いてきそうです。(ぶぶっちぶー、ぶぶっちぶー)それに比べて右側のはそれほど分からないかと思います(ややうつむき加減に撮ったせいもありますが)
左右の違いはあれど、骨の大きさも埋もれ具合もほぼ一緒でした。現在予後も順調で前回とは雲泥の差です。もちろん今もジェルウィンを擦り込み、ディオディアカードでタッチしています。
追記:術後1週間後にベテラン先生を紹介してくれた地元の歯医者で抜糸しましたが、縫合跡を見て「こんなに粘膜の奥までしっかり縫合されてるのを見て、〇〇先生、本当に大変だったんだな、て改めて分かりました。」と言われました。前回の抜糸のときはあっさり終わってそんなことは言われなかったので、もしかしたら今回のほうが前回よりさらに難解な施術だったのかもしれません。抜糸の最中痛みが強くて足をバタバタさせて暴れましたし。それなのに腫れや痛みは前回よりもはるかに楽に終わりました。
一つの体験談として参考になれば幸いです。 2022/03/16